携帯トイレの使い方と、使用後の保管・処理のしかた
携帯トイレは、買っておくだけでは使えません。使い方と、使ったあとの保管・処理を知っておけば、慌てずにすみます。

3行まとめ
携帯トイレは、便器にポリ袋をかぶせて、その上に設置すると使えます。
凝固剤で固めたら、袋の口を結び、防臭袋に入れて密閉しましょう。
使用済みの袋は、においが漏れないように保管し、ごみの出し方は自治体に確認しておきましょう。
携帯トイレの使い方
手順は4つです。
1. ポリ袋を便器にかぶせます。便器の中の水で、携帯トイレの袋がぬれるのを防ぐためです。2. 便座の上から携帯トイレを設置して、凝固剤を入れます。入れるタイミングは商品によって違うので、説明書のとおりにしましょう。3. 用を足します。立ったまま用を足すと、トイレの周りを汚してしまいます。災害時は掃除が難しいので、座って使いましょう。4. 袋の口を結んで、においが漏れないようにします。
| 人数 | 1日5回の場合(回) | 1日6回の場合(回) |
|---|---|---|
| 1人 | 35 | 42 |
| 2人 | 70 | 84 |
| 3人 | 105 | 126 |
| 4人 | 140 | 168 |
| 5人 | 175 | 210 |

使い方は商品によって違うので、説明書を読んでおきましょう。いざというときに慌てないように、家族みんなで一度使ってみるのがおすすめです。
使ったあとの保管と処理
凝固剤で固まったら、袋の口をしっかり結びましょう。中身が漏れないように、袋ごと防臭袋に入れて密閉します。
使用済みの袋は、ふたのあるごみ箱などに、一時的に保管しましょう。においや害虫が気になるので、ふたをして、食べ物から離れた場所に保管しましょう。
災害のときは、ごみの収集が遅れることがあります。ごみの出し方も、ふだんと違う場合があるので、お住まいの市区町村の案内を確認しておきましょう。
携帯トイレの保管場所
携帯トイレは、トイレの近くや玄関など、すぐ取り出せる場所に保管しましょう。保管場所は、家族全員が知っておくことが大切です。
いっしょにそろえるもの
携帯トイレのほかに、次のものがあると、使いやすくなります。
- ポリ袋・ごみ袋: 便器にかぶせるときに使います。レジ袋では小さいので、ごみ袋を選びましょう。携帯トイレがないときの代用は、下の「携帯トイレがないとき」で紹介しています。
- ヘッドライト: 夜のトイレは暗いので、両手があくヘッドライトがあると、使いやすくなります。
- ウェットティッシュ・ペーパータオル: 断水で手が洗えないときに便利です。
- 生理用ナプキン・おむつ: 女性や乳幼児がいる家は、家族に合わせて準備しておきましょう。
携帯トイレがないとき
携帯トイレがないときは、ごみ袋で代用できます。便座を上げて、便器を覆うようにごみ袋をかぶせます。便座を下げて、その上からも、もう1枚かぶせます。便座の上までかぶせたごみ袋の中に、細かくちぎった新聞紙を入れれば、完成です。新聞紙の代わりに、ペットシートや紙おむつも使えます。

トイレをがまんしない
トイレに行きたくなくなるように、水分や食事を控える人もいます。ですが、がまんすると、脱水や栄養不足の原因になります。さらに、がまんして長い時間動かないでいると、血栓ができるエコノミークラス症候群になる危険もあります。携帯トイレを備えて、がまんしないようにしましょう。
集合住宅では、各住戸の排水管がつながっています。排水管が傷んだことに気づかずトイレを使うと、下の階で汚水があふれるおそれがあります。集合住宅では、トイレを使う前に、管理会社の案内を確認しましょう。
まとめ
このページのまとめです。携帯トイレは、家族みんなで一度使ってみるのがおすすめです。使い方と保管のしかたを知っておけば、いざというときに慌てません。
関連するページ
出典: 広報東京都2025年9月号『もしもの時に困らないトイレの備蓄』、政府広報オンライン『災害に事前に備える』をもとに作成
最終更新日: 2026-11-07
